「酒粕焼酎」の楽しみ方をご紹介 〜respiracion編〜
2021.11.19
只今大好評発売中の、農口尚彦研究所初のリリースとなった酒粕焼酎。
今回は、金沢・近江町いちば程近くのスペイン料理「respiracion」に訪問させていただき、ジェネラルマネージャー兼ソムリエの「金村 俊宏(かなむら としひろ)」氏にお話を伺って参りました。
金沢市のスペイン料理店respiracion(レスピラシオン)では、本場スペインの銘店で修行したシェフが、料理を金沢の人や文化・歴史と融合させ、素晴らしいお料理を提供されています。
「ミシュランガイド北陸2021 特別版」では2ツ星を獲得され、県内外問わず、大注目のモダンスパニッシュの銘店として知られています。
酒粕焼酎の印象
金村ソムリエによる酒粕焼酎の第一印象は、アルコール度数の高さから感じられる「パンチ力」があるにもかかわらず、日本人の味覚に馴染みのある米由来の焼酎独特の「優しい味・親しみやすさ」が、日本酒を思い出させるような対照的な特徴を感じたとのこと。
今回、ストレートやロック以外に、ソムリエの目線から様々な酒粕焼酎の食中酒としての楽しみ方をご提案いただきました。
「食中酒」として楽しむ
食中酒として頂く際に忘れてはならないことは、あくまでお料理を活かすお酒であるということ。
「お酒が美味しい」のではなく「お料理が美味しい」でなければ、食中酒として成立しないのです。
お料理が主役であることを前提に、その料理の余韻を「切る」飲み方をするのか、余韻を「伸ばす」飲み方をするのかは、お料理の特徴次第です。
金村氏はソムリエとして、お料理と「同調」するような、相乗効果を生み出すペアリングを提案することを心がけていらっしゃいます。
白ワインと割って
食中酒は何かと割って食事と頂くのが◎。
白ワインの中でも、ミネラルと塩味を含んだスペイン・ガリシア地方の「アルバリーニョ」という種類の白ワインと酒粕焼酎を9:1もしくは8:2で割っていただくのがおすすめ。
塩味とミネラルを感じる白ワインですが、酒粕焼酎の持つ米由来の旨味と中和し、優秀な食中酒としてお楽しみいただけます。
魚介系のお料理と頂くと、魚介の旨味が、まろやかな旨味を持つ酒粕焼酎と合わさり、塩味を含んだ白ワインがアクセントとなるため、食中酒としての良さをより一層感じられます。
柑橘類を入れて
すだちやかぼす、柚子等の日本由来の柑橘類との相性が◎。
酒粕焼酎がもつ、フルーティーで繊細な香りと味わいを隠さず、酒粕焼酎をより引き立てるような変化をもたらしてくれます。
酒粕焼酎は水や炭酸水と割り、すだちやかぼすは果汁を搾って、またはグラスの縁に掛けて香りを楽しみながらお召し上がりください。
柚子はピールを適量削り、酒粕焼酎の上に浮かべて、お楽しみください。
こってりとしたお料理といただくと、柑橘類の爽やかな香りと酒粕焼酎のキレの良さがお料理の余韻をさっぱりと切ってお召し上がりいただけます。
ご自宅でも出来るペアリング
お肉よりも、お魚や野菜料理が酒粕焼酎とよく合うと話す金村氏。
スペイン料理とのペアリングも提案していただきました。
ご家庭でも試していただけるスペイン料理を2種類ご紹介させていただきます。
※以下の写真は一例です。
・アヒージョ
「アヒージョ」とは野菜や魚介等をオリーブオイルでオイル煮にし、ニンニクで香り付けしたお料理ですが、これもまた酒粕焼酎の「キレの良さ」が発揮されるペアリングになります。
よりさっぱりといただきたい場合は、酒粕焼酎にミントやレモン・ライム等を搾り、余韻を切るペアリングをお楽しみください。
これからの季節は、冬が旬の「白子」を入れておうちでゆっくりアヒージョを楽しむのも乙です。
・パエリア
respiracionでも、メイン料理の後にお出しされている「パエリア」。
酒粕焼酎の元ともなっているお米を主体とし、魚介の旨味と独特のスパイスを効かせているパエリアは、満足なペアリングになること間違いなしです。
酒粕焼酎が、魚介とスパイスの複雑味をまとめあげます。
前述の、白ワインと酒粕焼酎を割って、パエリアと一緒に召し上がると、食事がより一層華やぎ、至福の余韻をじっくりお楽しみいただけます。
酒粕焼酎を様々な楽しみ方で
金村ソムリエにお話を伺うことで、酒粕焼酎の楽しみ方の幅がぐんと広がりました。
飲み方やペアリング次第で、多種多様な楽しみ方ができる酒粕焼酎。
ぜひご自宅で、皆さまのお好みの召し上がり方を探してみてはいかがでしょうか?
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