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秋の限定酒「ひやおろし」

2021.08.31

あっという間に8月も過ぎ去り、日も短くなって参りました。

赤とんぼが舞う自然豊かな小松市観音下町(かながそまち)も、18時にもなると外が薄暗く、少し肌寒いような秋の空気が漂い始めています。

杜庵から見える圃場の稲穂も頭が垂れ、もう間もなく収穫を迎えようとしています。


秋の限定酒「ひやおろし」リリース


昨年もご好評により完売した秋の限定酒「ひやおろし」が、今年もリリースされます。


秋に飲みたくなるお酒「ひやおろし」とは?

農口尚彦研究所では、春夏秋冬で、季節限定商品が用意されています。
「PREMIUM NOUVEAU」「春のしぼりたて」「夏の生酒」そして今回は秋の限定酒「ひやおろし」。

でも、なぜ秋には「ひやおろし」なのでしょう。
そもそもなぜ「ひやおろし」と呼ばれているのか、皆さまご存知ですか?


「ひやおろし」とは…
冬季に搾ったお酒を春のうちに一度だけ加熱処理を施し、秋に出荷されるまでの約半年間タンクでじっくりと熟成させたお酒。


夏の暑い間、涼しい貯蔵庫で寝かせたお酒が、貯蔵庫と外気が同じ温度になる頃に出荷されることから、「冷や(常温)」のお酒を「卸す」ということで「冷や卸し」「ひやおろし」と名付けられたと言われています。

農口尚彦研究所でも、4月に加熱処理をして、タンクでじっくり寝かされていました。


加熱処理を施されて、大きなタンクで寝かされることで味の角が取れて、まろやかで落ち着いた、しっかり旨味の乗った味わいとなります。

ちなみに農口尚彦研究所のお酒は「無濾過生原酒(濾過・火入れ・加水処理を施していないお酒)」が多いのですが、「ひやおろし」に関しては加熱処理が施されているため「無濾過原酒」という扱いになるそうです。

夏季は、能登のご実家で過ごしている農口杜氏も、月に数回は農口尚彦研究所に出て来て、お酒の状態を確認しています。


今回「ひやおろし」のリリースに伴い、何度も何度も試飲を行い、皆様に最高の状態で届けるために時期を見極めたといいます。

このような大切に熟成管理されてこの時期にリリースされるお酒ですから、これからの季節の食材と好相性です。

春の"苦味のある初もの食材"には若々しい「しぼりたて」を、"淡白な食材"が欲しくなる夏には爽やかな「生酒」を。
四季のある日本だからこその日本酒の楽しみ方で、朝晩が涼しくなり始めた頃に食べたくなる"脂の乗った海の幸"や"滋味深い山の幸"などの秋の食材に、そして食欲の秋に…。旨味が乗って円熟した「ひやおろし」が飲みたくなるのは必然です。


「ひやおろし」の味わいは?


円熟した味わいが秋の訪れを感じさせてくれます。
お米由来のふくよかな香りに包まれ、口に含むと心地良い甘みと酸味が広がります。後味は心地良い若干の苦味を感じます。
脂の乗った秋刀魚や鰈(かれい)の煮付け、松茸の土瓶蒸し等、旬の味覚と良く合います。
燻製されたお料理やスパイスの効いたお料理、照り焼きのようなしっかりした味付けのお料理ともよく合いそうな味わいです。
冷蔵庫で冷やして飲むと甘みと酸味が引き立ち、常温や約40度のぬるい温度帯の燗にするとお食事との相乗効果をよりお楽しみいただけると思います。


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